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Dynamic Host Configuration Protocol [Network]

コンピューターがネットワークに接続する際に、必要な情報を割り当てるための手順を指す。名前の通り手順(Protocol)なので、これをサポートするサーバーを DHCP サーバーなどと呼ぶことがある。

DHCP によって自動的に割り当てる情報というと、ホストの IP アドレス、ルーターの IP アドレス(デフォルトゲートウェイ)、DNS サーバーの IP アドレス等が一般的だろうか。このあたりの情報であれば、最近のブロードバンドルーターに搭載されている DHCP サーバーの機能でもサポートされているはず。

前回の WDS を利用する際に DHCP サーバーが必要になるのは、クライアントがWDS サーバーの IP アドレスを DHCP サーバーから貰う必要があるから。PXE を使用して情報を得る場合、一般的な OS が起動していないことが多いため、必要な情報を外部から取得可能にするための配慮なのかもしれない。全てを調べたわけではないけれど、WDS を使用するための情報は、ブロードバンドルーターではサポートされていないと考えた方がいいかもしれないね。

Windows が搭載された PC を購入してきて、何もせずにルーターに繋げばインターネットに繋げてしまう。これは、一般家庭においても、ブロードバンドルーターを介してインターネットに繋いでいるのであればほぼ DHCP の世話になっているという事になる。ネットに繋ぐ必要のある PC が大量にある企業では当然の様に採用されているだろう。何100台、何1000台とある PC の設定を手作業でやるなんて、ちょっと考えたくないからねぇ。

全てのデバイスの IP アドレスを固定にしてしまえばよさそうだけど、デバイスが増減することで設定を変更しなければならなくなった時のことを考えると鬱になりそう。ただ、なかには DHCP を禁止しているところもないことはない。PC を持ち込んでネットに接続させて貰うときに IP アドレスの提供を受けるのだけど、そのたびにシステム管理者を不憫に思う。

Windows Server に含まれる DHCP サーバーのセットアップは難しくない。役割を追加して DHCP のアドレス範囲を設定してやれば殆ど稼働してしまう。だからというわけではないのだけど、同一ネットワーク内で複数の DHCP サーバーが稼働してしまう可能性がないわけでもなく、その点は注意しなくちゃならない。社内ネットワークに内に(勝手に)ドメインを構築し、DHCP サーバーを稼働させてしまったために、社内ネットワークがマヒし業務が停止してしまった例を見たことがある。

Windows Server の DHCP には、DHCP によって得られた IP アドレスを DNS サーバーに登録する機能が含まれている。DNS が Active Directory に統合された環境では、個々のホストが自ら登録するより都合がいいのだろうか。

 

 


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